祝!「くらふと☆そーされす!」ハーフアニバーサリー!~各キャラの初期案を語る会~

2020年10月4日

今やすっかり当サークルの代表作となった「くらふと☆そーされす!」

おかげ様で2020/9/14をもちまして公開半年となりました!

数多くのダウンロードやプレイをありがとうございます!

そこで今回はハーフアニバーサリー企画という事で、

作中で仲良くコミカルな掛け合いをしているレーネたちの

初期構想段階の性格や現段階との差、裏話を語っていこうと思います!

ただし、数多くのネタバレを含みます!

未プレイの方はまず一通りプレイしていただけるとありがたいです。

ネタバレの準備はいいですか?

さぁ、いきますよー!

レーネ

ちょっとドジでうっかり屋さんだけど、ちゃんとお店を経営している店長、レーネ。

彼女が主人公なのは構想初期段階から一貫しています。

ただ、初期案ではもっとボケとうっかり成分が強めで、

ある種のトラブルメーカー的な性格でした。

うっかり商品を無くしてしまったり、お金の計算を間違えたり…

そんなイベントもあるはずでした。

が、作品の制作が1割ほど進んだ時に思ったのが

「この子あんまり応援したくないなぁ」と。

シナリオ的にも多くの仲間が協力してくれますし、

何よりプレイヤーさんが応援したい主人公が望ましいと思いました。

初期案では逆にレーネのうっかりでプレイヤーのモチベーションを削ぐ形になってしまう。

という事で、決して器用にこなせるタイプじゃないけれど、

一生懸命な主人公として現在のレーネになったのです。

「レーネのために経営を手伝うぞ!」と思ってもらえたら幸いです。

シア

レーネの相方にしてツッコミ役、準主人公的立ち位置のシア。

初期案よりマイルドとはいえボケ役のレーネのお目付け役として

相方にツッコミ役は必須でした。

何故この子になったのかというと、

この表情が全てでした。

お借りする立ち絵を選んでいる時、この表情を見て即決でした。

いかにも「おいおい…」といった感じのこの表情。

この立ち絵を表示させれば自然と今のシアの言動の数々に辿り着きました。

「~~よね」や「~~わよ」などの女性的役割語で喋り

ツッコミの時などは言葉遣いがガサツになる子ですが、

これも気付けば自然とそうなった、という感じです。

このギャップがいい味出してると個人的にお気に入り。

レーネ以外のボケ役もまとめてツッコミを入れる、

いなくてはならない存在です。

多分レーネ以上に重要な存在じゃないかと…

クレア

しっかり者のカリスマ店員、クレア。

「お店には笑顔の素敵な店員さん欲しいよね!」って事で

終始そのイメージで動いてくれた子です。

辞典では「怒ると怖い」と書いてあり

オープニングムービーでも少しだけ怖い表情が写ってますが、

実はあの表情はVer1.12現在一度もゲーム本編では登場してません

たまにボケに巻き込まれつつも、優しく手取り足取り経営を教えてくれます。

その立ち位置から、ペトラと共にシステムチュートリアルの解説を担当してくれたり

アレクに恋していじられ役になったりと大活躍(?)。

ちなみに、「クレア」を逆から読むと「アレク」。

それにちなんでの恋イベントだと思った方もいるでしょうが全くの偶然です。

逆読みに気付いたのはゲーム完成後、特設ページを作っていた時でした…

ペトラ

魔法学校に通う傍らアルバイトで働くペトラ。

初期案では「魔法や戦闘関連の解説役いるよね」って事でこの立ち位置に。

逆に学業が本業のため経営知識には疎め…のはずだったのですが

いつの間にか辞典の解説でボケ始めてしまってマルチな解説役として大活躍。

初期案では全くボケキャラとしては考えてなかったのですがね…

経営知識に疎いという事も全くなくなってしまった為、

学業の傍らのバイトでもレーネたちと同様の仕事をこなせる

スーパーアルバイターとなっています。

ちなみに学業でも成績優秀、何気にすごい子。

卒業後は魔法関係の仕事に従事するはずなのでお店からは離れると思いますが、

そうなるとお店側は結構な痛手となるのではないでしょうか…

フローラ

全てにおいて勝手に脳内で動いてくれた子。

ボケの数々や口調、劇団員という職業に始まり何から何までいつの間にか出来上がってました。

それが初期案から完成まで一貫してブレなかったすごい人。

ボケキャラであるレーネがツッコミに回るほどのボケの破壊力で

数々の楽しいイベントを演出してくれました。

一番年上なのに一番子供っぽい。そんなギャップがたまりません。

リディアとの黒髪コンビもいつの間にか出来上がっていて、

色んな方に好きなコンビとして推してもらえたので嬉しかったです。

私もこのコンビは大好きです。

コンビでなく単体でも結構高い人気があるようで、

Twitter上でもらったコメントで推し率が高いのは実はフローラさんです。

マリー

周りが濃すぎて若干影が薄くなってしまった感のあるマリー。

ボケに振り回されてはいるもののツッコミではない、そんな立ち位置。

純粋で素直なおっとりした子。でも洞窟探索可能イベントの時だけ腹黒い。

大企業の社長令嬢で、社会勉強のためにレーネのお店でアルバイトしてます。

実はマリーも初期案とはずいぶん変わってます。

元々は違う立ち絵を使う予定で、立ち絵変更に伴い性格も大きく変更。

初期案での立ち絵はコレを予定してました。

同じくとりのすみか。様の立ち絵ですが、

今のマリーとはずいぶん表情が違いますね。

一番右の表情から察せるように、場をかき乱すいたずらっ子を想定してました。

もし初期案のままならシアのツッコミが更に追い付かなくなっていそうですね…

でもこの表情は大好きなので、いずれ別作品やスピンオフなどで出せたらいいですね。

マリーの親戚とかの立ち位置で出しても面白そうです。

リディア

第2のツッコミなメイドさん、リディア。

実は一番性格や立ち位置が決まるまで時間かかってました。

初期案からレーネ含めて7人パーティなのは決まっていたのですが、

その7人目の性格がどうにも決まらず…という中で見切り発車的に制作してました。

初期案で決まっていた事は「メイド服を着てる私生活が謎なバイト」くらいのもの。

他は不足しているツッコミ要員程度しか決まってませんでした。

それがいつの間にやらフローラと幼馴染コンビを結成したり

様になるドヤ顔を発揮したりと地味にキャラが立つ結果に。

どやぁ

作中でも彼女の生い立ちは明かされていないのですが、

余計なシリアスは蛇足と判断してカットしてます。

一応全員生い立ちなどの裏設定は用意しているので、

いつかこっそりバージョンアップで追加されるかもしれませんね。

アレク

作中唯一の男性キャラ(厳密にはおとんとかいるけど)にして借金取りのアレク。

ゲームとしての緊張感を出すために定期的に催促する…予定でしたが

結果的には優しく応援してくれるお兄さんに。

作風自体が「可愛くポップに」な優しい世界観なので

ヤ○ザ的な怖い人はふさわしくないだろう、とそんな理由で彼になりました。

もちろん上司は怖い人なのですが…直接出てきてないからセーフ?

トイチの金利つける金貸しがマトモな訳は無いですね、ハイ。

そんな怖い所で下っ端として働いている理由は借金完済後の後日談で見れますよ。

ちなみに、作中でペトラがアレクの事をイケメンと評していますが、

彼がイケメンなのはゲームスタジオみづき代表の千振千世の好みによるものです。

グラフィックを配布して下さったとりのすみか。様、素敵なイケメンをありがとうございます。

おわりに

以上、「くらふと☆そーされす!」ハーフアニバーサリー裏話会でした!

やはりというかなんというか、初期案からはずいぶん変わってますね…

性格や立ち位置が変わった子も多いので、

また他の作品で初期案の性格の子を出してみても面白いかな、と思ってます。

それでは、プレイして下さった皆様、ここまで読んでくれた皆様に感謝を込めて…