【RPGツクールVXAce】逃走確率を操作してみよう!変数も使えるよ!
主人公たちは逃げ出した!
しかし逃げることはできなかった!
いわゆる「逃げるコマンド」。
今回はこれの発生確率を操作して変更してみます。
スクリプトを触った事がない?大丈夫!
そんなアナタのために分かりやすく解説していきます!
スクリプト「BattleManager」を開こう!
逃走確率はデータベースからは変更できません。
スクリプトを開く必要があります。
「スクリプトってなんだか大変そう・・・」って思ったアナタ!
大丈夫です!これはすごく簡単です!
まずスクリプトを開いて、BattleManagerを見てみましょう。
その80行目。「逃走成功率の作成」って書いてありますね。
@escape_ratio = 1.5 – 1.0 * $game_troop.agi / $game_party.agi
って書いてありますね。
これが逃走確率を算出する式なのです!
計算式を読み解いて実際に変更しよう!
触る場所は分かったけど、どう変えるの?
って所。
そもそも↓この式、なんやねん。
@escape_ratio = 1.5 – 1.0 * $game_troop.agi / $game_party.agi
1.5とかの数字はそのまま整数での逃走成功率です。
ただし%換算するには100倍してください。
つまり150%-100%ですね。
確かVXのほうだと150-100だった気が・・・Aceで変わった?
そしてお次はここ。
* $game_troop.agi / $game_party.agi
*は掛け算を表します。/は割り算。
agiは敏捷性で、troopが敵全体、partyが味方全体。
敵味方共に平均値で計算してるようです。
つまりデフォルトの逃走成功率は
150-100×敵の敏捷平均÷味方の敏捷平均
うーん、数学に疎いとよく分からなくなりそうですね。
とにかく、この式を変更すれば逃走成功率は変更できるのです!
※追記
どうやらもう1ヶ所設定する所があるようです。
同じくBattleManagerのここ。
#でコメントアウトした箇所です。
ここにも@escape_ratioがありますね。
これは逃げる事に失敗するごとに10%成功率が上がりますよ~、って意味。
上記のようにコメントアウトすると成功率は上がらず、
0.1の数値を変えると上昇率が変わります。
もちろん+を-にすると失敗するごとに更に逃げにくくなるっていう仕様です。
変数も使用可能!柔軟に対処できるね!
と、いうわけで変更してみました。
$game_variables[1]って書いてありますね。
これは「ゲーム中に使用している変数[1]番」って意味です。
[]の中の数字を変えれば他の変数を指定する事も可能です。
これでイベントで変数を動かせば
いつでも逃走成功率を変更できるってわけです!
わー便利!
・・・なのですがここからが落とし穴。
デフォルトだと1.5とかの小数点ありましたよね?
%に換算するには100倍するんでしたよね?
ついうっかり「これで逃走成功率50%だ!」なんてしようものなら
5000%で逃走可能という天井越えの結果に!
は○れメタルもびっくりだ!
でも変数には小数点なんて使えないよ~!
大丈夫です。使えます。
イベントコマンドからスクリプトを開いて
$game_variables[1] = 0.5
みたいな感じで入れたらしっかり小数点も入ってくれます。
=でなく+=に変えると加算、とかもできちゃう優れもの!
(+じゃなく+=なので注意です)
応用すれば可能性は無限大!
変数操作で逃走成功率を変更すれば色んな演出が出来ちゃいます。
例えば
逃走成功率に指定した変数を0にして
一時的に逃げられないようにしたり
(もとに戻すイベントも忘れずに!)
コモンイベントで加算して逃走成功率を上げたり。
アイデア次第で色々できそうですね!
ぜひ色々試してみてください!
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