文章力や表現力がグングン伸びる魔法のゲーム、TRPGを徹底解説!

2020年2月8日

こんにちは。ゲーマーでクリエイター、ちせです。

大人になってから文章力や表現力を伸ばすのって難しいですよね。

私も以前は「表現力に欠ける人」でした。

それはもうクリエイターとして致命的な程に。

しかし、とある物にハマって以降驚くくらい表現力が豊かになったのです!

それが「TRPG(テーブルロールプレイングゲーム)」。

日本での知名度はまだ低いですが、

楽しくワイワイと表現力の実地訓練ができるのでとてもオススメです!

まずはTRPGがどんなものか、から見ていきましょう!

TRPGって何?テレビゲームとは違うの?

そもそもTRPGとはなんぞや?って所から。

TRPGはアメリカではポピュラーなゲームで、

プレイヤー同士の会話をメイン

時には紙やペン、サイコロなどを使う

ゲーム機を使わないタイプのRPGです。

ゲームの進め方はwikipediaさんが

分かりやすく書いてくれていたので引用します。

まずゲームの参加者(英語でプレイヤーと呼ばれる)それぞれが自分の操るキャラクターを用意する(通常は一人ずつ)[1]。これをプレイヤー・キャラクター(PC)という。一般にPCは「能力値」などの数値化されたデータによって表現され、これにたとえば、戦士や魔術師といったキャラクタークラスに代表されるような役割を表すデータやシンボルや肩書きが付随する。参加者はそれを専用のシートか何らかの記録媒体(通常のプレイでは紙)にメモしておく。

一人は通常、自分のプレイヤー・キャラクターを作らず使わず、一般にゲームマスター(GM)と呼ばれる役を受け持つ[1]。ゲームマスターはゲームシステムによっては、ダンジョンマスター(DM、地下牢の主人の意)、審判員、ジャッジ(審判)、キーパー(維持者)、ストーリーテラー(語り部)などと呼ばれることがある。

ゲームマスターは他の参加者(プレイヤー)と対話しながらゲームの舞台となる世界とそこに登場するいろいろな事件や人物を説明し、決められたルールに従って、プレイヤーが考えたキャラクターの行動が実現したか否かを裁定することでゲームを進行させる。単純化して言えば、コンピュータで遊ぶRPGでの、コンピュータ役をゲームマスターという人間が担当するのがテーブルトークRPGだといえる。

しばしばテーブルトークRPGは「ルールのあるごっこ遊び」と説明されるように、プレイヤー・キャラクターの行う行動を、「何でも言っただけで認める」のではなく、各種のデータとルールに従って判定してその成否を決定する点が「ごっこ遊び」や「なりきりチャット」とは異なる。判定は、主に6から100面体までの様々な形状のサイコロ(ダイス)を乱数発生装置として用いて行われるが、トランプなど他の手段を用いる場合もある。

プレイヤー達は、ゲームの舞台となる世界において、プレイヤー・キャラクターを演じながら、行動をゲームマスターに対して宣言し、戦闘や謎解きといった課題に挑戦する。これを繰り返しつつ互いに協力または競争しながらストーリーを紡ぎ出し、最終的な目標の達成を目指すことが、ゲームの目的となっている。プレイヤーとは別個の架空人格であるキャラクターを演じることが特徴であることから、「演技ゲーム」という意味のロールプレイングゲームという呼称がゲームの総称として使われている[13]。

1回のゲームにかかる時間はゲームマスターが用意するシナリオにより異なるが、数時間単位を要することが普通である。

出典元:テーブルトークRPG(wikipedia)

ゲーム機を使用しないぶんとても自由に楽しむ事ができ、

特に仲のいいメンバーで集った時の”気心知れた範囲の無茶振り”は

他では中々味わえない体験だと思います。

誰だよ階段使えないから床壊して下りるって言ったヤツ

頭の回転が上がり、適切な描写を見つけられる!

TRPGで表現力が伸びる一番の理由は

「早いレスポンスが求められる」事にあると思います。

普段の会話を想像してみてください。

相手が話してから自分が返事するまでに何秒も間が無いかと思います。

かかっても1~2秒。

TRPGも基本的にテンポは同じです

このテンポで描写やキャラクターのセリフを

考えながら伝わるように喋らなければならないのです。

一例としてある学園モノの世界観のTRPGで

実際に起こった(個人特定を防ぐため多少脚色しています)

PL(プレイヤー)AとB、そしてGM(ゲームマスター)の会話を再現してみましょう。


GM:君たちは同じ部活に所属している友人同士。確か、新聞部だったかな?

その活動を終え、備品の後片付けをしている所だ。

A:「あー、終わった終わった!」

と言って両手を上げて伸びをする。

B:「こらこら。君が散らかした記事の切り抜きを放っていくつもりかい?」

Aに呆れながら片付け始めます。

A:「今から始めるとこだったの!」

GM:慌ててAが片付けに加わると突然カチャリ、と

A:窓のカギが勝手に開いた!

GM:違う違う。ドアが開く。そして、見知らぬ女生徒が立っていた。

そして、君たちにこう話しかける。

「あのぅ、ここって新聞部って合ってますよね・・・?

調べてほしい事が、あるんです・・・」


書き続けると1000行あっても足りないので冒頭だけです。

意外と描写が簡単な物で終わってると思いませんでしたか?

小説とかだともっと丁寧にしっかりと描写しますよね。

TRPGの場合会話がメインのため一人が延々としゃべり続ける事は殆どないです。

重要な局面でGMが「描写入れます」と宣言して細かく描写する事はありますが。

かといって描写を殆どしなければ参加者が思い描く情景がバラバラになってしまいます。

ゲーム画面のような目に見える形で映し出されておらず想像に頼る他ないのですから。

そのため簡素かつ適切に伝わる描写力が磨かれていくのがTRPGなのです!

慣れれば1秒たたずに描写とセリフが思いついて

発言を始めるようになります。恐ろしい・・・!

ルールブックを変えれば様々な世界観が!

会話では決められない部分(例:物事が成功するかどうか)

を決めるために用いられるのがサイコロ(ダイスと呼ぶ事が多いです)。

その出た目によって判定し結果を描写していきます。

結果は一律ではなく、状況やプレイしている世界観によっても違うでしょう。

そこで、プレイしやすいように、そして共有しやすいように

世界観やよくある判定の内容や詳細を書き記したものがあります。

それがルールブックなのです!

これを使えば自分で世界観を考える必要もなく、

(シナリオは付属しているものの数が少ないため考える必要があります)

細かく判定について説明する事もありません。

「ルールブック○ページを参照してね」で伝わるのですから。

しかも様々な企画会社から多くのルールブックが販売されており、

好みのルールブックを使用して楽しむ事ができるのです!

プレイせずルールブックを読んでいるだけでも

創作活動のアイデアが出る事もありますし、

まずは好みのルールブックを探す所から始めてもいいかもしれませんね。

どのルールブックがいいの?ってアナタにはこちら!

オンラインセッションで仲間が見つかる!

すごいのは分かったけど、プレイする仲間がいないよ!

と思ったそこのアナタ!

今の時代には素晴らしい物があるんです!

それは

オンラインセッション!

実際に顔を合わさなくても

パソコンやスマホからの通話、あるいはタイピングで

遠く離れた仲間と楽しめちゃうのです!

その仲間はSNSで探すもよし、同士が集う掲示板で探すもよし。

プレイする場所は

TRPGスタジオさんやどどんとふさんなど、

有志の方々が作ってくれたTRPGセッションツールなるものがあります!

私も昔はそういう所に入り浸ってですね・・・

もう引退してしまったので過去の話ですが。

おわりに

安くて手軽に(まとまったプレイ時間は必要)描写力が伸ばせるTRPG。

是非この機会にお試しあれ!

くれぐれも会話がメインのためマナーにはお気を付けを。