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性別欄の「男」「女」「その他」は正しい配慮と言えるのか?【コラム】

2019年6月14日

こんにちは。ちふりんです。

私、よくアンケートなどで見る光景に疑問を覚える事が多々あるんです。

自分の情報を入力する時、よく性別も入力しますよね。

以前は「男」「女」だけだったのがLGBTへの理解が進み「その他」が追加されたパターンも増えました。

ですが、私は思うのです。

「この表記は本当に配慮していると言えるのか?」と。

今回はその理由についてお話させて頂きたいと思います。

強制カミングアウトになってますよ、それ!

「その他」を使うのはどんな人たちでしょう?

ピンと来る方も多いと思いますが少しお付き合いくださいね。

男性は「男」に○をつけますよね。

女性は「女」に○をつけますよね。

さて、なんでそっちに○をつけたのでしょう?

「え?当たり前じゃん?」って思ったでしょうか?

だとしたらそれは身体的性精神的性社会的性全ての性が一致しているからです。

では「その他」が該当する人々というと。

お分かりの中お付き合いさせてごめんなさいね。

トランスジェンダーをはじめとした上記の性が一致しない方々です。

しかし、逆に言うとそうでなければ「その他」に○をつけないのです。

LGBTの中でも同性愛、両性愛の方々は上記の全ての性が一致しているため「その他」を必要としないのです。

これが何を意味するのかというと、

「その他」に○をつける事によって

トランスジェンダー、Xジェンダーの強制カミングアウトになるという事なんです!

他者からの強制カミングアウトはプライバシーの侵害となります。

もちろん他の理由で「その他」に○をつける人もいますが、それは更に少数派です。

トランスジェンダー、Xジェンダーの人が必ず「その他」に○をつけなくてはなわないわけではないので

厳密には強制カミングアウトとは別物ではありますが、

当事者の精神的苦痛を考慮すると「その他」の選択肢が必ずしも配慮しているとは言えないと思います。

自由記入は自由度が高い代わりに手間も増す!

さて、ではどのような表記なら配慮していると言えるのでしょう。

一番自由度が高いのは自由記入です。

当事者だけでなく非当事者も自分が納得できる表記をする事ができ、

回答する側からはとてもストレスフリーな記入形式です。

ですが、この自由記入が浸透しない大きな原因があります。

それは集計の手間が増大する事です。

選択肢を用意しその中から○をはじめとする印をつける従来の手法は

その選択肢以外の回答がされる可能性は高くないです。

ですが、自由記入の場合はどうでしょう。

例えば「男」「男性」「おとこ」など表記のブレがあってもこれら全ては同じ意味です。

まだ同じ意味だとすぐに分かる表記ならいいですが、判断が難しい表記が出てくる事もあります。

集計時にこれらの判断をしながら仕分けていく手間を考えると浸透しないのも納得です。

「性別」という表記自体が偶然ながらも配慮になっている!

で、結局どうすればいいのかというと。

実は「性別」という表記自体にある程度の自由度があるのです!

というのも「身体の性別」「心の性別」「社会的な性別」の、どの意味でも間違っていないから!

英語だと身体の性別は「セクシャル」心の性別、社会的な性別は「ジェンダー」と分かれています。

ですが、日本語の「性別」という表記だと「セクシャル」「ジェンダー」のどちらの意味も含まれるんです。

なので、心の性別の意味で回答する事も可能ですし、少なくとも制度上の問題はありません。

ですが、医療に関するものだけは気を付けてください

アンケートなどであればいいですが、身体に関する検査などで個人情報を記入する際は

身体構造と記入した情報でのズレが問題になる事がありますので必ず身体の性別を記入する事になります。

医療ミスに繋がってしまう事もありますから。

なんの目的で性別の情報が必要なのかを考えて回答する事が重要と言えますね。

おわりに

性別欄に関しては様々な議論や試行が重ねられ、改良されています。

時にはふさわしくない表現をしてしまい話題になる事もあります。

ですが、男女二極論からの脱却の第一歩である事に間違いはありません。

少しずつですがいい方向へと進んでいるのですから喜ばしい事ですね。

ちせ
ちせ
少しずつ、ゆっくりだけど改善されてきているね